ワークショップ

神奈川県立近代美術館・葉山館でワークショップ「あなたとポートレート」を実施しました!

(担当:普及課 鈴木敬子・籾山昌夫 / KIF共催)

神奈川県立近代美術館・葉山館で実施されたマルパ最初のワークショップは、神奈川県内の発達障害を持つ子どもたちと、インクルーシブ教育に関心のある大学生等が、互いにポートレート写真を「撮る」「撮られる」あるいは、「鑑賞する」ことを通じて、交流するものでした。


〈オリエンテーション・自己紹介〉

●子どもたちは普段、経験したことのない「美術館」という場で、少し緊張しながらも、自分なりに「かっこいい」「かわいい」ポーズを取ったり、お気に入りの服を着たりして、大学生から撮影してもらいました。その後、子どもたちもさわったことのない本格的なカメラで大学生を撮影しました。



〈ポートレートを撮影〉

●一人一人の撮影が終わると、撮影した写真何枚かを見比べ、友達から「かっこいい」「かわいい」自分が写った写真がどれかの意見を聞きながら、一人一人自分自身の「お気に入り」の写真を決めていきました(この「お気に入り」をプリントアウトした作品を、「お土産」としてワークショップの帰りに子どもたちにプレゼントしました)。


〈撮影した写真を鑑賞〉

●プリントアウトしている間、美術館の周りに配置された屋外彫刻の数々をみんなで歩いて回りながら、鑑賞しました。周りにある小道からは、葉山の海が見ることができ、開放感溢れる雰囲気を子どもたちも大学生も楽しみました。


〈屋外彫刻の鑑賞〉眞板 雅文《天地の恵み》の前で

〈屋外彫刻の鑑賞〉山口 牧生《棒状の石あるいはCosmic Nukieus》の前で

●非日常の体験の中で、子どもたちは自分自身の普段とは異なる側面を発見するとともに、「美術館」を楽しく「体験」したようで、「また美術館に行きたい」、「またワークショップに参加したい」との声が、多くのこどもたちから寄せられました。