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「いま、活躍する外国につながるアーティスト紹介シリーズ」(動画)始まります。

マルパ教育(きょういく)普及(ふきゅう)プログラム

「いま、活躍する外国につながるアーティスト紹介シリーズ」

国内外の美術・デザイン分野において活躍中で、「在日」「差異」「アイデンティティー」など、異なる文化同士の接触や出会いで生じるさまざまな思いや思考を制作のモチーフとする、外国につながるアーティスト3 名の方々をマルパ実行委員が対談形式で紹介していきます。対談では制作のプロセスや背景をアーティスト自身の言葉で掘り下げ、視聴する外国につながるこどもたちのエンパワーメントと多様なロールモデルの認識につなげていきます。

対談 第1回 2020年12月公開予定

ホセイン・ゴルバさん Golba, Hossein

聞き役 水沢 勉さん マルパ実行委員長/神奈川県立近代美術館長

ホセイン・ゴルバさん 略歴

1956 年イラン生まれ。1976 年イタリアに移住し、1983年ミラノ・プレラアカデミア美術学校を卒業。1997 年に来日し、アートフロントギャラリーにて作品《心で観る》を発表。アジア文化共同体の創出を構想する「フロントアジア」構想を提唱し,著書「アジアフロント:理性と情熱」を自費出版。 福岡を皮切りに2001 年イタリア(コッローディ)、2002年浜松、2003年ナガサキピースミュージアムで子どもの足跡プロジェクト“The Trace of Walking” を実施。2001 年にイタリア(フィレンツェ)にて、個展及びシンポジウム「差異は価値である」を開催。2006 年にシンガポールビエンナーレ“Belief”に参加、山口県国民文化祭で作品《光の梵鐘》を発表。2007年に宇部市ときわミュージアムにて個展「時を彫る」を発表。2009 年に別府現代芸術フェスティバル「混浴温泉世界」に参加。作品集『ホセイン・ゴルバ-時を彫る』出版(エヌジェイエス出版)。2011年にギャラリーTOM(東京)にて個展「Naan−寛容の詩学」を発表。2016 年に加地邸(葉山町)にて個展「時を彫る2016」を発表。2019年に真鶴町・石の彫刻祭に参加。 http://front-asia.org/japan/walking/index.html

対談 第2回 2021年1月公開予定

潘 逸舟さん Han, Ishu

聞き役 岩井 成昭さん マルパ実行委員/イミグレーション・ミュージアム・東京主宰

潘 逸舟さん 略歴

1987年上海生まれ、9歳のときに青森県弘前市に移住。高校時代から作品を制作し、2012年東京藝術大学大学院先端芸術表現専攻修了。揺らぐ自身のアイデンティティーや、移動しながら生きることをテーマに、自らの身体や日用品を用いたパフォーマンスで可視化し、映像やインスタレーションなど様々な手法で作品を展開してきた。
主な展覧会に「アジア・アナーキー・アライアンス」(関渡美術館、台北、2014年)、「In the Wake ‒ Japanese Photographers Respond to 3/11」(ボストン美術館、2015年ほか)など。2019年にはANOMALY で個展「不在大地」を開催したほか、水戸芸術館現代美術ギャラリー「アートセンターをひらく 第Ⅱ期」に参加。神戸アートビレッジセンターで個展「いらっしゃいませようこそ」を開催。2020年8月、作品《where are you now》で日産アートアワード2020グランプリを受賞。 http://hanishu.com/

対談 第3回 2021年2月公開予定

大山エンリコイサムさん Enrico Isamu Oyama

聞き役 小林 絵美子さん マルパ実行委員/藤沢市アートスペース学芸員

大山エンリコイサムさん 略歴

美術家。エアロゾル・ライティングのヴィジュアルを再解釈したモティーフ「クイックターン・ストラクチャー」を起点にメディアを横断する表現を展開し、現代美術の領域で注目される。イタリア人の父と日本人の母のもと、1983年に東京で生まれ、同地に育つ。
2011−12年にアジアン・カルチュラル・カウンシルの招聘でニューヨークに滞在以降、同地を拠点に生活・制作。2016-20年に大和日英基金(ロンドン)、マリアンナ・キストラー・ビーチ美術館(カンザス)、ポーラ美術館(箱根)、中村キース・ヘリング美術館(山梨)、タワー49ギャラリー(ニューヨーク)、藤沢市アートスペース(藤沢)で個展を開催。2015-20年に『アゲインスト・リテラシー』(LIXIL出版)、『ストリートアートの素顔』(青土社)、『ストリートの美術』(講談社選書メチエ)、『エアロゾルの意味論』(青土社)などの著作を刊行。『美術手帖』2017年6月号ではエアロゾル・ライティングの特集を企画・監修したほか、「コム デ ギャルソン2012S/S ホワイトドラマ」や「シュウ ウエムラ ヴィジョン オブ ビューティー コレクションvol.02オートストリート」といったコミッションワークも手がける。http://www.enricoisamuoyama.net