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留学生・元留学生への支援

先輩からのアドバイス

先輩留学生・元留学生から現役留学生に日本語学習、大学進学の受験勉強、就職活動や生活上の様々な問題について自身の経験をもとにアドバイスをしていただきました。アドバイスは母語によるもので、来日間もない日本語を勉強中の留学生でも理解できます。

先輩留学生・元留学生のアドバイス(動画)

中国語 ベトナム語 ネパール語


●中国出身の先輩留学生からのアドバイス(日本語の要約)



私の出身地は中国の天津です。大学4年生の時に日本の大学の交換留学生として半年間を日本で過ごしました。中国の大学を卒業してから日本に二度目の留学をしました。日本語学校で半年間勉強した後、横浜国立大学の研究生として進学し、現在、横浜国立大学修士2年生です。今年の5月に日本で就職が決まりました。
最初にお伝えしたいのは、「青春と夢を諦めないでください!」ということです。若いうちにもっと頑張って、自分の夢をより早く実現してください。日本に留学することも夢を実現する方法の一つですが、この留学を無駄にしないために、これから何をすべきなのかを考えてください。
私の1番目のアドバイスは、自分なりの目標を短期目標、中期目標、長期目標によって分けて立てることです。私が設定した留学の短期目標は、日本語の歌を2曲学ぶこと、日本国内を旅行すること、日本語のニュースやテレビ番組を見ることでした。中期目標は、日本人の友達を作ること、日本語能力試験N1を取得すること。長期目標は、日本の大学院に進学すること、日本で就職すること、日本文化をより詳しく理解することです。
2番目のアドバイスは、疲れた時にしっかり休んで、頑張った自分を褒めることです。留学生は一人で勉強したり、アルバイトしたり、どんなことでも一人で解決しなければならず、とても頑張っていますが、疲れたら休んでもいいのです。今まで頑張った自分をフィードバックし、褒めることはとても大切です。
3番目のアドバイスは、留学を楽しむことです。これから大変なことがいっぱいあるかもしれませんが、人生は一度きりなので楽しみながら頑張ってください。
ここでは、どのように日本人の友達を作るのかと、日本に就職することについて話したいと思います。まず、日本人と友達になるには、第一に自分の社交範囲を広げましょう。例えば、バイト先の日本人の学生とコミュニケーションするために、今流行っているアイドル、食べ物やファッションなどの話題を探しましょう。FacebookやTwitterなどのSNSを活用するのもいいと思います。第二に、自分の日本語能力をアップしましょう。中国人留学生同士でも日本語で話しましょう。練習すればどんどん上手になります。日本の新聞や本、雑誌を読んだり、好きなアイドルの番組やお笑い番組でもいいので日本語をできるだけ多く聞きましょう。毎日、日本人の先生とコミュニケーションすることも必要です。
次に、日本の就職活動について説明します。日本の就活は中国と全然違います。短期インターンシップは、大学3年生と修士1年生の時から始まります。エントリーシートは本選考が始まる前に準備した方がいいです。企業によって若干違いますが、学生時代に一番頑張ったこと、志望動機など、共通の質問もあります。ウェブテストは、主に日本語、数学と適正テストがあります。企業によっては英語のテストもあります。ウェブテストの本を買って練習すれば大丈夫だと思います。面接の内容や回数は企業によって違います。皆さんにオススメしたい就活サイトは「みんなの就活」と「外資就活」です。先輩たちからのアドバイスや経験があるので、参考になると思います。
就活はできるだけ早く準備した方がいいです。自分のことを詳しく分析したり、日本独特の就活の仕方をよく知る必要があります。日本で就職することを決めたら諦めないでください。多くの留学生は日本で就職してもいいし、帰国して就職してもいいと考えますが、残念ながら、このような留学生はほぼ日本で就職できません。どっちでもいいという考え方があれば必死に日本で就活しないからです。大変なことはありますが、最終的に収穫できるものは倍になります。
日本で就職する前に、なぜ日本で就職するのか、なぜ日本で就職しなければならないのかを考えてください。私の場合は、第一に日本という国が好きなため。第二に日本では新卒の方が就活しやすいため。第三に日本では自分の力で夢を実現できるため。万が一日本で好きな仕事が見つからなければ、その後、中国でもう一回就活しても間に合います。
最後に、皆さんにお話したいことは、留学している間に、必ず何かを実現しなければならないということはなく、自分がやりたいことをやるのが一番大事だということです。

<<参加者の感想>>
1.大学院に進学するか、それとも就職するのかを迷っていますが、本日の活動を参加することによって、日本に就職しようだと考えています。
2.留学生が日本で就職するのはとても難しいと思いましたが、思ったより簡単だと思います。一生懸命に頑張ります。
3.自分の日本語がまだまだだと思います。これから日本語能力試験n1にチャレンジしたいです。将来、日本で修正するために、もっと日本人の友達を作りたいです。


●ベトナム出身の先輩留学生からのアドバイス(日本語の要約)



ベトナムから来たファムです。2010年に日本に来て2年間日本語学校に通っていました。その後、横浜国立大学に入り、情報工学について勉強しました。学部を卒業した後、大学院に進学し、現在は、アシストロボットの開発について研究しています。今年の3月から就職活動を行い、来年からある日系企業で働くことになっています。
私にとっては、日本に来た後の二年間が一番大変でした。当時は、日本の生活にまだ慣れていなかったし日本語もうまく話せませんでしたが、アルバイトも学校での勉強も、そして大学受験の勉強もしなければなりません。勉強とアルバイトを両立することは困難であり、2年間があっという間に過ぎてしまいます。しかし、この最初の二年間はこれからの皆さんの日本での人生を大きく左右するので、緊張感を持って精一杯頑張ってください。
私から皆さんに、三つのアドバイスをしたいと思います。
まず、日本語を支障なく使えるようにすることです。日本に住んでいる以上、日本語は必要不可欠です。日常生活、アルバイト先、専門・大学での勉強、就職活動を行うときなど、全て日本語が必要です。日本人のように自然に話すことができなくても、簡単で短くわかりやすい表現で話せるようにしてください。私は日本語学校に通っている間、日本語の勉強にあまり集中しなかったため、大学での勉強が非常に大変でした。授業の内容を理解することや友達と交流することなどはうまくできませんでした。したがって大学では勉強の他、日常生活で使う日本語を学んだり、自ら積極的に日本人学生と交流したりするようにしました。日本語は勉強や復習などをしないと忘れてしまうので、これからも毎日日本語を勉強し続けるつもりです。皆さんも日本語を勉強するというより日本語が好きになるようにしてください。そうすると、日本語を自然に覚えるようになるし、毎日楽しく日本語で話せるようになると思います。
次に、明確な目標を立て、その目標に向かって明確なスケジュールを立てることです。折角日本に留学したので、有意義に過ごすべきです。目標がなければ、スケジュールも立てられなくなります。毎日だらだらと過ごすことになり、日本に来る意味もなくなってしまいます。例として自分の経験を話します。私は日本語学校を卒業するまで、日本語能力試験N1と日本留学試験600点以上を取ることを目標にしました。そして、毎日アルバイト、日本語、数理科目の勉強時間を決め、空き時間の長さに応じてリストを振り分け、計画を立てました。さらに、計画通りに行われるかどうかを1週間ごとに評価し、改善を検討しました。その結果、全ての目標を達成することができました。
最後に、モチベーションを維持することです。やる気を失わず挑み続けることは留学生にとって一番難しいことだと思います。私は自分の最終目標を常に頭の中に持ち、優先すべきものを理解していました。また、前向きで一生懸命に頑張っている友達と一緒に行動し、その姿を見て自分ももっと頑張らないといけないと思い、全力で行動するようになりました。
上記のアドバイスはあくまでも私自身の考えですが、皆さんのお役に立てればと思います。これからも困難なことがどんどん出てくると思いますが、皆さんも私も前向きに過ごし、新しいことに挑戦していきましょう。


●ネパール出身の先輩元留学生からのアドバイス(日本語の要約)



私の出身地はネパールのカピルヴァスツ郡です。大学院卒業後、高校教師として一年半ネパール語、文法、文学等を生徒に教えました。ネパールは民族によって言葉が違うので教えるのに難しいこともありましたが、私は他の民族の言葉を勉強し間違えやすい発音を見つけて教える等、積極的に異文化を理解するために努力しました。
その後、2011年12月に留学生として来日しました。日本語学校で1年3か月間勉強した後、専門学校でWebデザイン(ホームページ作成)と日本語、ビジネスマナーを学び、 ’JESC認定コミュニケーションスキルアップ検定、‘JLPTN2等を取得しました。ネパール人留学生による日本語弁論大会に参加して3位入賞をしたこともあります。
2016年5月に日本のIT企業に入社して現在も働いています。学校に通いながらアルバイトもしましたので辛いことと楽しいことも数え切れないほどあります。学生時代には、勉強は勿論ですがアルバイトと健康管理のバランスをとることも大事です。失敗を恐れず、何があっても負けないで皆で協力をして頑張ること、一度きりの人生を大切に歩むこと、どこへ行っても自分と自分の夢を信じることが一番大事だと思います。
日本に来たばかりの皆さんに最初にお伝えしたいことは、「自分がやりたいことと、できること」を決めて、まずは「できること」から始めましょうということです。日本学生支援機構(JASSO)の調査によると、2016年に来日したネパール人留学生は19,471人で、中国、ベトナムに次いで3番目に多く、前年度から19.8%も増加しています。
就職活動は、ネパールでは学校卒業後に行うことが多いですが、日本は在学中に就職活動をして、できるだけ学校卒業前に就職が決まるようにします。就職のためには、日本では事前準備をしっかりとしなければなりません。
就職活動では、履歴書を書き、面接に行く前に会社情報を集め、志望動機を話せるようにしなければいけません。面接は自分のすべての知識を伝えるところではありません。大体4分以内にアピールをすることが大事です。自分の強みをアピールするためには、資格を取得する必要があります。資格があれば評価が上がり合格しやすくなります。JLPT/TOEIC/MOSの資格は基本なので、頑張って取得してください。他にもITIL:Information Technology e Infrastructure Library、CCNA:Cisco Certified Network Associate などが有用です。
日本の企業が外国人を採用するときは、仕事ができるかどうかはもちろんですが、勤務時間を守れるか、自分で健康管理ができるか、チームで協力できるかどうかなどを大事にします。
最後に、日本語をしっかり勉強してほしいです。そのためには、スピーチコンテストなどに参加する、グループを作って勉強会をする、日本人の友達を作って日本語の勉強をしたり、日本文化を理解するためにコミュニケーションをレベルアップするとよいと思います。

<<参加者の感想>>
1.私は日本に来て3年目になります。この講演を聞いて、日本でどのようにしたら成功できるのか、そのためにどのような努力をしたらよいのか、ということについて学びました。話を聞いて、私はまだ何もできていないからもっと頑張らなければいけないと思いました。このようなセミナーを企画して下さりありがとうございました。
2.私は日本に来て2年です。神奈川経済専門学校の一年生です。私は卒業したら、大学に行くべきか就職すべきか迷っているので、この説明会に来て、何をすべきかということが少し分かりました。本当にありがとうございました。
3.私も神奈川経済専門学校の一年生です。私も同じように、大学に行くべきか就職すべきか迷っているので、この説明会のお話はとてもためになりました。
4.これまで、何をすべきか、どこに行ったらよいのか、就職すべきかということについて、考える機会がなかったので、この説明会に来て少し考えることができました。本当にありがとうございました。



過去の情報

※所属等は開催当時のものです。

2016年度

元留学生のアドバイス(動画)

中国語 ベトナム語 ネパール語


●中国からの元留学生のアドバイス(日本語の要約)

なぜ日本で就職するを考えるにあたり、「日本で就職するメリット」「日本で就職するデメリット」をまず洗いだしてみましょう。

日本で就職するメリットは以下が挙げられます。
・高収入
・仕事環境が安定している
・成長性(給料の伸び・能力の開発)
・日本に長期的駐在の必要要素

一方、日本で就職するデメリットは以下が挙げられます。
・日本経済の不況
・勤務時間の長さ
・年功序列
・外国人の昇進が困難
・中国経済が日本経済よりも速く成長している

次に外国人の就職事情について説明します。
2014年、「留学」から「技術」「人文知識・国際業務」をはじめとする就労系の在留資格に変更申請をした人は1万4170人、許可された90%以上の人は1万2958人です。その内中国人は64.4%を占めていました(8347人)。
日本にいる中国人留学生の数は大学・大学院・専門学校などを含み、およそ10万人ですつまり毎年約1割弱の中国人留学生が就職できるという現状で、理想的であると言われています。日中関係が緊密になっている今、中国人を歓迎する態度を持つ会社も増えており、中国人留学生が就職するチャンスは多いと考えられます。
学歴ごとに初任給を見ると、大学院修了であれば初任給は22万円になり、大学学部卒であれば初任給は20万円になり、専門学校であれば17万円で、高校卒は16万円です。学歴によって初任給も変わります。そのため、より上位の学歴を取得してから就職した方が良いです。

次に、日本で就職するときに必要な能力について説明します。
「聞く」・「話す」・「読む」・「書く」の四技能全てにおいて、日本語能力を伸ばしましょう。また、日本での就職及び仕事のスタイルに対する理解も求められます。

最後にキャリアパスを計画することの重要性について述べます。以下3つの点が考えられます。
1つ目は、長期的に日本で仕事する場合です。この場合、特に、大手の会社で経験を積むことが求められます。
2つ目は、中長期的に日本で経験を積んで、ゆくゆくは、中国や他の国に行くことを考えている場合です。この場合、外資系企業に就職をし、より早く成長するのが良いでしょう。
3つ目は、短期的に日本で仕事をして、自らが良いと思ったタイミングで中国に戻る場合です。この場合、IT企業で技術を習得して、中国のトレンドに乗ることが重要です。
ご自身の場合、どれが良いのかぜひ考えてみてください。


●ベトナムからの留学生のアドバイス(日本語の要約)

2009年に来日し、日本語学校に通っていました。2011年に横浜国立大学理工学部に入学し、機械工学材料系学科で鉄鋼材料について勉強しました。学部卒業後、同大学の大学院に進学しました。2016年6月に就職活動を無事に終え、日本で2番目に大きい鉄鋼会社から内定をいただきました。2017年4月から働きます。
留学生活において明確な目標をもつことがどれだけ重要かについてお話ししたいです。そして、受験勉強、就職活動や生活上の問題を解決する方法など、私自身の体験から皆さんにアドバイスできたら大変嬉しく思っております。
これまで様々な外国人留学生支援活動に参加して、ある問題に気付いていました。ビジョンを持たず何年間も長い留学生活を送っている留学生が多くいます。ここにいる皆さんは、自分の将来を考えているからこそここに来られたと思います。明確な目的を持つことが非常に重要です。今日から少なくとも今後自分がやりたいことをはっきりさせましょう。ただそれだけで終わってしまうと何にもならないです。設定した目標に向けて、計画を立て、行動に移しましょう。
ここでは、私の体験を話します。日本語学校に通った2年間でどんな目標をもって、どう行動したかについてです。
来日したばかりの頃から、将来は日系企業に就職して、長く日本で生活したいと考えていました。そのためには、他の就活生に負けない学力と能力を持たなければなりません。当時、私は大学に入ることを目標として、計画を立てました。日本語の勉強、受験勉強やアルバイトなど、すべて1週間の単位でスケジュールを組んでいました。学費、家賃、生活費、大学入学のための貯金など、背負わなければならないものが沢山ありました。しかし、今自分にとって一番重要なことが何かと考え、必要以上にはアルバイトをしないことに決めました。勉強とアルバイトだけでなく、日本文化への理解を深めるために観光したり交流会に行ったりしていました。かなり忙しい2年間でしたが、頑張った甲斐があり思い通りの結果が得られました。修士課程を修了し、入りたい日系企業から内定も頂きました。ここまで無事に来られたのは、最初に目標を設定したことが一番大きかったと思っています。
最後に、自分自身の留学生活の経験から皆さんに伝えたいことがいくつかあります。

・日本語をマスターすること。
・明確な目標を設定して、計画を立て、そして、行動すること。
・日本で就職したい方は、日本の就職活動の時期、企業研究など事前準備を早い段階から始めること。
以上です。


●ネパールからの元留学生のアドバイス(日本語の要約)

2日本に留学してくる留学生は主にアジアからで、アジアが92.7%を占めています。数年前まで多かった中国、韓国、台湾からの留学生の数が減って、最近ではネパールやベトナムからの留学生が増えています。2016年にはネパール人が留学生数の3位になりました。
日本は、少子化の問題を抱え、企業はグローバルに展開し、これからオリンピックを開催するにあたり、人材不足の状況です。一方、ネパール人留学生達は日本の大学や専門学校卒業後の将来に悩んでいます。ネパール人留学生が短期的にしか物事を考えられないことにその原因があります。準備不足、情報収集不足、我慢力が不足していることが問題です。
今、日本にいるネパール人留学生はアルバイトばかりして、短期的にお金を稼ぐ事を優先に考えています。本来あるべき姿はそうではなく、日本語学校、専門学校、大学卒業後のことを長期的に考えなければなりません。
ネパール人留学生が学生のうちにやるべきことは、以下の通りです。

・自分が選んだ専門学校や大学できちんと勉強を続けて、知識を得る事が一番大事です。学校はビザを取得するための手段ではなくあくまで自分の将来の道を作る場です。
・どのようなところでアルバイトするか、見極めることが大事です。アルバイトは日本語や社会の事を勉強出来るようなところでするべきです。飲食店のキッチン、運送業や肉体労働のような人と接する機会が限られているアルバイトよりも、お客様と直接接するようなアルバイトをすると自分の能力を磨くことが出来ます。
・日本社会を理解できるようなインターンシップ、サークル活動、ホームステイ、また余裕があればボランティア活動に参加した方が良いです。
・日本語能力試験1級または2級、TOEIC900点または800点、自動車運転免許、パソコン(MS WORD, EXCEL,PPT)等の資格を、学校を卒業するまでに取得することが望ましいです。
・学校を卒業する1年前から積極的に就職活動をすることが重要です。
今、日本は人材を必要としています。ネパール人留学生にはそのポテンシャルがあります。事前準備をしっかりして、前向きに活動すれば就職することは不可能ではないです。

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